クリープ現象による事故の場合、保険会社はむち打ち症との因果関係を否定してくる事がある?

【クリープ現象とは?】

AT(オートマチック)車に乗っている方ならギアをD(ドライブモード)に入れ、ブレーキペダルを離すとクルマがゆっくり動き出す現象についてご存じだと思います。
このアクセルを踏まなくても、クルマが動くことを「クリープ現象」と呼びます。
※クリープ現象はマニュアル車(MT車)では起こりません。
クリープ現象の速度は、車種などにもよりますが時速5~6㎞前後だそうです
意外にもスピードが出るようですね。
皆さんも信号待ちや渋滞中によそ見などで、うっかりブレーキペダルから足を離したため、車が前に進んでしまったこともあるのではないでしょうか?
このクリープ現象により前方の車と追突してしまう事故も多く発生しています。
クリープ現象による追突事故はスピードが出ていないため損傷の程度は軽いものが多いですが、すぐに警察に連絡し、体に不調を感じたら直ぐに医療機関へ行くことが重要です。
適切な対応をしなかった場合、トラブルになる可能性が高くなってしまいます。

【クリープ現象が原因で事故が起きる場合】
①ペダルの踏み間違え
停車時にクリープ現象によりに気づかずに少しずつ前の車に進んだときに慌ててしまい、ブレーキペダルとアクセルペダルを踏み間違えて、勢いよく前の車にぶつかるケースがあります。

②ブレーキの踏み方が甘い
信号待ちなどで車内に落ちたものを拾おうとした時に、気が付かない間にブレーキの踏み方が甘くなり、車が前方に進み追突事故を起こすケースがあります。

クリープ現象による事故はスピードも出ていないため衝撃が少ないので怪我を疑われることもあります。
確かに、事故の衝撃少ないと言うことはむち打ちとして認められないこともあります。
軽い事故の場合は、加害者側の保険会社が、事故と怪我の因果関係を否定してくる可能性が高いといえるでしょう。
実際に利用者さまの中でも、クリープ現象で追突され、保険会社が因果関係を否定したために一括対応が認められないこともありました.やはり衝撃が少ないため、クリープ現象が原因で怪我をしても、事故との因果関係を証明することは難しいといえるでしょう。

【クリープ現象による事故でむち打ち症との因果関係を否定されないための対処法】
①事故直後は直ぐに病院にかかる
痛みや張り感を感じたら、まずは医療機関へ行きましょう。
事故から期間が長くなる程、因果関係を証明することは難しくなるためです。
②保険会社から因果関係を疑われた場合は、事故で負った怪我であることをしっかりと主張しましょう。
被害者の方が自ら交通事故により痛みが出たと主張することも大切です。

【交通事故治療/むちうち治療についての注意点】
①保険会社から治療の打ち切りに注意する
むちうちの一般的な期間は、約3~6か月といわれています。
しかし、クリープ現象の場合は認められても1~2ヶ月になる事が多いです。
②通院を認められている期間内は改善するまで整骨院などで施術を受けます。
期間も短くなるため、改善するまで通いましょう

皆さんも赤信号や渋滞にはまった時は特に注意するようにしましょう。
長時間の運転や、長旅で疲れているとき、高速道路の渋滞では特に危険であるといえます。
適度な休憩を取り事故を起こさないように気をつけましょう。

宇都宮交通事故治療整骨院では岩曽町、御幸ヶ原、岡本、白沢、高根沢、宝積寺の周辺で事故に遭われた方がお越しいただいております。
保険会社との対応、慰謝料・示談金の相談など、スムーズに行えるよう利用者の方に寄り添いサポート致します。
提携先の医療機関への紹介、保険会社とトラブルがあった場合は専門の業者を紹介することも可能です。
交通事故治療、むち打ち治療なら宇都宮にある「なばな整骨院」にご相談ください。
お電話で無料相談のご予約も受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

▼なばな整骨院について▼
https://www.nabana-seikotsuin.com/

▼宇都宮交通事故施術センターについてはこちら
http://utsunomiya-jiko.com/

この記事を書いた人

img

 なばな整骨院  代表  那花 昌良

7年間の病院勤務を得て宇都宮に整骨院を開業。腰痛症、股関節、膝関節、交通事故治療を専門に取り扱い地域の方の健康の手助けになれるように日々、施術に当たっている。また自身が事故で辛い経験をすることで、一人でも多くの事故患者の力になれるような整骨院を目指している。

 【資格】 柔道整復師
                   NSCA認定パーソナルトレーナー